「今年って2023だっけ?4だっけ?」
今年は4回オオトラツグミの鳴き声調査に参加しましたが、そのどれもで今年何年だっけと悩みました。
記憶力が低下しているなんてもんじゃないな。
こんにちは、シロです。
そんなかんじで、今年もオオトラツグミの鳴き声調査に参加してきました。
全体の簡単な感想を残しておきたいと思います。
「聴こえなかった」というデータ

4回の内1回、まだオオトラツグミが行ってないであろうエリアでの鳴き声調査がありました。
そのため5時半から6時半までの1時間、ぶらぶらと歩きながらオオトラツグミの声が聴こえないか集中するわけですが。
まだ行ってないであろうエリアなので、やはり私の耳にも聞こえずでした。
聴こえないので、記入用紙に書くこともなく本当にただただ歩くだけ。
聴こえる調査よりは暇に感じます。
ですが、この聴こえなかったというデータもとても重要で、「まだこのエリアにはいないだろう」ということがわかるとオオトラツグミがエリアを広げた時に「〇年にエリアが広がった」ということがわかるようになるんですね。
データ蓄積って地道だけど、大切だな~って思いました。
雨が降ると聴こえない声

4回の内1回、雨の日がありました。
他は全然平気だったのに、1日だけ傘ささないとってくらいの雨でした。
そんな雨の中、私が任されたエリアはめっちゃ霧。
定点ってやつで、数mを行ったり来たりするタイプの鳴き声調査でしたので、霧がモワモワしている中行ったり来たり。
カエルの声が強いところがあったので、ふと目を向けるとハブがいました。
私はヘッドライトとハンディライト(って言うのか?)を使ってたので、カエルからしてみても「うわ、なんかすごい眩しいし警戒したろ」って感じだったのかシーンと静まり返ります。
とりあえず、写真撮って。
今は木に絡みついてるけども、好きだけどあんまり近づきたくはないんだよなあ(下手したら死にそうだしなあ)。とか思ったりもして。
一度通り過ぎましたが、ハブがいるエリアは丁度歩くエリアの真ん中付近。
折り返したらまだいました。
はええ。
美しい腹を見せつけながらも、まだいるハブでしたが、しばらくしてどこかへ行きました。
安心したような、残念なような。
でも、ハブ氏のおかげでいっきに楽しい調査になりありがたかったです。
だいたいお互い驚くアマミヤマシギ
「あーぜんぜん、聴こえないな。」
もうあと20分で鳴き声調査が終わるという頃、ハブ氏がいたところをみても戻ってくる気配もなく。
まあ、それはそれでありがとうなんだけどと思いながら歩いてふとライトを左の方に向けると、びっくりした感じのアマミヤマシギがまじで近距離に居ました。
なんでや。
私の方がびっくりなんですけど。
アマミヤマシギはこっちを見て、なんか慌てたのかお尻向けたのにまたこっち向いて、鳴きながら飛んでいきました。
「いや、ごめん」
と、声が出てしまいました。
お互いが驚いた出会いでした。
なお、飛んでいったアマミヤマシギとは、折り返してアマミヤマシギが飛んでいったほうの道路でまた会いました。
空がもうそろそろ、明るくなってきた頃にいたアマミノクロウサギ
「驚くほど何も聴こえなかったぜ!リュウキュウコノハズクの声は聞こえたんだけどもな~」
なんて思いながら、あと折り返したら終わりの時間だなって頃。
折り返して道を進むと、なんか前方に黒いずんぐりむっくりのもわもわがいました。
もはや空は明るくなり始めた頃でしたから、ライトを切っていましたが。
見慣れた黒いもわもわはアマミノクロウサギでした。
なんで朝方に……。
と思わないでもなかったですが、うんこはあったのでいることはわかっていました。
いること自体は意外ではなかったです。
ただ朝方に会ったのはたぶん、はじめてだったので。
そこはちょっと意外だったかな……。
朝派か~。
一斉調査が一番歩く

エリアにもよるんですけど、一斉調査が一番歩きますよね。
最近ほんと運動してなかったので、本当に本当に太ももの前側、きっつい。
なんやこれ。
なんでのぼりの坂道ばっかり?え?え?なに?え?
(エリアによります)
って感じでした。
いや、もう一斉調査行くならね、一斉調査の2か月前から筋トレしたほうが良いですね。
私これ毎年思ってるような気がするけど、運動大事。
面倒でやりたくないけどまじで運動大事ですね。
しかも今回、大学生と歩いたんですよ。
いや去年もなんか若い人と歩いたような気がするけどもさ。
やたら見栄っ張りだからきつい様を見せたくないわけ。あるでしょそういうの。
いやーね、無理でしたね。
思い切り息切れ、しんどい。
でもそれでも終わると楽しかったなーってなる不思議な調査です。
今年も終わって、やっぱり楽しかったです。
何より暗い山で過ごすの楽しい。
また来年もあるのならば参加したいです。
ではではー。